金属アレルギーや不定愁訴の原因ともなる、体内に蓄積している重金属を測定する際、これまで当院では毛髪ミネラル検査を実施していました。しかし、毛髪ミネラル検査は検査項目が少なく、身体に影響している重金属の特定がむずかしいというデメリットがありました。
そこで今後は、重金属の測定をする際には、アメリカのグレートプレインズ研究所のバイオロジカル検査を利用することにいたしました。今までの毛髪ミネラル検査より検査項目がかなり増加し、どの重金属が多く蓄積しているかが分かります。更に、検査結果後、ピンポイントでデトックスサプリメントを処方可能です。
不定愁訴で長年悩んでいるけれど、原因がわからない方へ
メタル重金属ーたとえば水銀や鉛、アルミニウム、カドミウムは、身体の発達や神経機能などに悪影響を及ぼします。汚染レベルが高くなっている現在の日本の環境では、メタル重金属が増加しています。化学物質、化学肥料、各種建築材料、汚染魚、保険の歯科金属、ワクチンなどは我々の日常生活に存在する有害金属のほんの一例です。
有害金属は、通常は体内では低いレベルで存在しますが、継続して体内に入り続けると、代謝異常が体内への重金属の蓄積を促進し、結果的に脳にも悪影響を及ぼすことになります。重金属中毒の症状は、神経障害や精神障害と似ています。そのため、専門的な検査なしに、その原因を区別することはむずかしいと言われています。
認知行動療法うつ病
バイオロジカル メタル検査でわかること
この検査は、体内に蓄積されている重金属のレベルを分析する検査です。重金属は発達や通常の脳機能を妨害します。正常な発育や健康維持のためには、必須ミネラルとともに、重金属の蓄積レベルを測定することが重要です。グレートプレインズ研究所は重金属の蓄積レベルを、毛髪、尿の検体によって分析しています。
●毛髪検査
毛髪検査では、毛髪を少し採取するだけで検索できます。正確でもっとも経済的な採取法であることから、初回の検査として理想的です。重金属が体内に入り、血液と触れるとすぐに血液に取り込まれ、体内の脳や内臓など、あらゆるところに血流にのって運ばれます。そしてメタル重金属は、毛髪へと運ばれていきます。毛髪検査で、栄養素と重金属の正確な割合を調べることができます。検査結果は、39種類のメタル重金属と必須栄養素についてと、主要な5つのメタル/栄養素の比率が、注釈と共に提供されます。
●尿検査
尿検査は、キレート剤に対する感応性が表れやすい検査です。キレート剤は細胞や骨に蓄積された重金属を取り除くように機能します。これらの検査は、キレート中に細胞から排除されたメタルのレベルを調べることによって、キレート療法の効果を評価します。
重金属を取り除き、必須ミネラルを補給するサプリを処方できます
脛骨骨折の症状
バイオロジカル検査の特徴は、欧米人に比べ消化酵素が少ない日本人ゆえに起こり得る、消化吸収の特性を考えて、全てのサプリメント製品に<世界のミネラルマン>米国アルビオン研究所の特許アミノ酸キレートミネラルを使用しています。
分子の重量が800ダルトン以下で、吸収率と生体利用能率に卓越しています。また、胃腸の中でpHが一定に保たれるので、他のミネラルが起こすような薬との相互作用、食物相互作用による栄養吸収阻害がありません。
重金属と関連している健康障害
注意欠陥(多動性)障害、アルツハイマー病、貧血、不安、過度のストレス、自閉症スペクトラム障害、慢性疲労症候群、うつ病、消化器系障害、各種アレルギー症状、偏頭痛、けいれん、気分変動、運動障害、強迫性障害、精神病、生殖機能の異常、皮膚のトラブル、にきび、睡眠障害、チック障害、トゥレット症候群、その他慢性疾患など。
重金属以外にも、ミネラルレベルを測定することも重要です。これらは体内細胞内の多くの生理科学反応において必須な役割を担っています。ミネラルは、栄養素の吸収、ふるい分け、乳化、ビタミンの吸収、エネルギーへの変換、毒素の排除やその他多くの反応に関わっています。また、重金属の負荷が大きくなり、代謝がアンバランスになると、ミネラルを消耗します。
例えば、発達障害と神経系障害、慢性疲労症候群の症状を持つ方の検査結果では、重金属が高値を示し、必須ミネラルが低値を示すケースが多いです。
各重金属が身体に及ぼす影響
nauseauと鎮痛剤
●水銀
うつ病、疲労、発達障害、神経系や運動障害、その他の症状を引き起こす一因となります。
●アルミニウム
アルツハイマー病にとって重要な要因です。
●鉛
うつ病、吐き気、疲労、コミュニケーションや集中力の問題、発育問題、神経系や運動障害その他の症状を引き起こします。
●亜鉛欠乏
アレルギー、発育問題、脱毛、にきび、免疫力の低下などの症状を引き起こします。
●マグネシウム欠乏
不安、うつ病、けいれん、運動障害やその他の症状を引き起こします。
●銅欠乏
コレステロールレベルの上昇、貧血、慢性感染症やその他の症状を引き起こします。
●コバルト欠乏
吐き気、集中力の低下、偏頭痛などを引き起こします。
毛髪検査:分析元素39項目と比率5項目
有害金属その他 | アルミニウム、アンチモン、ヒ素、バリウム、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、鉛、水銀、プラチナ、タリウム、トリウム、ウラン、ニッケル、シルバー、スズ、チタン |
栄養元素 | カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、銅、亜鉛、マンガン、クロム、バナジウム、モリブデン、ホウ素、ヨウ素、リチウム、リン、セレン、ストロンチウム、イオウ、コバルト、鉄、ゲルマニウム、ルビジウム、ジルコニウム |
比率 | カルシウム/マグネシウム、ナトリウム/カリウム、亜鉛/鉛、亜鉛/カドミウム、カルシウム/リン |
尿検査:分析元素38項目
有害金属その他 | アルミニウム、アンチモン、ヒ素、バリウム、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、セシウム、ガドリニウム、鉛、水銀、ニッケル、バラジウム、プラチナ、テルリウム、タリウム、トリウム、スズ、タングステン、ウラン |
栄養元素 | ナトリウム、カリウム、リン、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅、イオウ、マンガン、モリブデン、ホウ素、クロム、リチウム、セレン、ストロンチウム、バナジウム、コバルト、鉄 |
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